わたしたちの生はこの美しい北海道の大地に支えられ、想像力は無限に広がる大空を駆けめぐる。
そしてこの地に育まれた豊饒で多彩な芸術の創造は過去から現在まで止むことなく続けられてきたし、
またさらに未来を切り開いてゆくことに違いない。
しかしこの地の広大さは時に人を孤立させてしまいかねない。
もとより孤独は創造活動にとって欠かすことはできないが、孤立はそうではない。
情報社会のネットワークの発展した時代だとはいえ、いやだからこそ、
互いの表情と温もりとを感じ取ることのできるような人々の繋がりも
依然として大きな役割を果しうるだろう。
そこでわたしたちは可能な限り多様な分野において芸術に関わるものたちが
可能な限り自由に交流できる機会を作ることを思い立った。
それがわたしたちの芸術との関わりを内に向けて深めてゆくと同時に、
外に向けて発信することへと結実してゆくならば、
この美しい自然とともに豊かな芸術の営みは、必ずやこの地において、また変動著しい世界において、
それにふさわしい評価をもたらすはずである。
北海道芸術学会はこのような理念のもと、
すべての芸術に関心を寄せるものたちを緩やかに包込む開かれた場として設立される。
平成15年3月8日 記